ココペリ「幼児のいたずら」
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登園後の身辺整理の際、タオルをかけるためのフックを集めて長くぶら下げ始めた4歳の男の子。
本来の使い方ではありませんし、この後のプログラムを考えると「早くしよう」と言いたくなっちゃうところですが、今回はまだ少し時間の余裕があるし、危険を伴ったり、人を傷つけたりするいたずらではないので止めずに、見守っていました。
目を輝かせてつなぎ、はずれたら次はもっと慎重につなげる真剣な姿。
完成させたときは、思わず一緒に喜び合いました。
そして、その子は思う存分、いたずらをしたあとは、いつもの倍速くらいでパパッと身辺整理を済ませました。
ご家庭でもこんなことはないでしょうか?
幼児のいたずらと脳の発達の関係は、多くの研究データが出ています。
「いたずら」と一言で言ってしまうとマイナスなイメージを持ってしまいますが、実はこの幼児が好奇心を出して集中して取り組んでいる行動こそ、大脳を刺激し興奮する働きを高める成長のチャンスなのです。
毎日子育てに奮闘している親御さんが、繰り返されるいたずらでペースを乱されてうんざりしてしまう気持ちもよくわかるのですが、「この子の脳が成長している証だな」と長い目で見守り、時にはおもしろがっちゃうくらいの心構えでいていただけたら、毎日のストレスが少し減るかなと思います。